全国チェーンVS地方個店の構図は色んな業種に当てはまるわけですが、その中でもコンビニよりも店舗数が多い美容院をモデルにしてどう今の激戦状況で勝ち残るのか…と言うテーマに前回は美容業界の状況と課題を列挙しました。その現状認識➡戦略手法3つ挙げました➡1つ目はⅠ、スキル特化型テクニカルSHOP!!❝顧客満足度ナンバーワン·ダントツ戦略❞  を提案いたしました。

今回は2つ目の「コミュニケーション型サロンSHOP」を提案します…

コミュニケーション型サロンSHOP

その言葉の表現には☆コミュニケーションと☆サロンと言う表現があります。ここで考えるコミュニケーションとは〜  

パーソナルスタイリング

①パーソナルスタイリング:何を言っても顧客満足度の優先条件は美容院は技術的レベルが基本要素です。レストランは美味しさであり、医者は治療、車の整備工場は修理技術と言う事になります〜個人のヘアー情報のカルテが生命線になります。顧客カルテはほとんど作っているでしょう。大手チェーン店のアキレス腱はユーザー情報を管理しない…指名させない…予約出来ない…訳です。

顧客カルテの入力項目では

A、髪に関する基本データ

B、お客様の個人データ(生年月日、血液型、住所、連絡先、家族構成、趣味、職業、興味ある話題、人脈、接客中の情報など…)

C、そのデータに対して関わってきた奇跡。例えば四季のスタイリング提案と満足度、誕生日のプレゼント、入学式の髪型の提案と感想、冠婚葬祭の時の提案とその後の感想…など

その1人のお客様との親切•丁寧•キメ細かさが信頼関係と常連客を作っていき✨口コミで千客万来になるだろう!!ここで重要なポイントは美容院や歯医者や家屋修理などなどは大きな宣伝ではなく人の口コミが一番繁盛店の元です。特定地域を限定した最寄り商売は地域に根ざした人とのコミュニケーションと絆と関わりが強みとなっています!!

ピープルマーチャンダイジング➡パーソナルスタイリング➕ライフスタイルの提案➕サロン(接客)= 人情の地域交流拠店

*ピープルマーチャンダイジングとは造語ですが、個人を対象にした技術・商品・サービスを提供するという意味

サロンとは・・・

②サロンとは➡近所が集まる、集う、ストレス発散、くつろぎの場、情報交流、お茶会(茶菓子持ち寄り)、物々交換、悩み相談…などなどサロンとは地域のコミュニケーション拠点で交流のたまり場的存在である。 最近ではテーマを絞ったスピード、合理性、価格破壊の傾向が広がりつつあるが、地方の強みでもある人情味ある関わり合いを求める要求もしっかりと存在する。私の今まで関わった美容院では親子3代続いて通う店もある。 商売はお客様の求める数とタイプだけ商いの形が存在するし、経営するオーナーの数だけ店舗スタイルがある。

地域との関わり

③地域との関わり➡ローカルSHOPの美容院ではお店と住まい一体型の経営スタイルもあり、市街地とロードサイド店、駅前、ビル内、大型スーパー、複合施設内など立地により客層やニーズが違ってくる。ここでのテーマであるサロンタイプは住宅地域エリアにあり住居一体になっていてそこの地に住み地域と関わる方向である。ただ住宅地域エリアと決めつける必要は無く、タイプなので市街地でも複合施設内でもロードサイド店でもポジションはとれる。特に住宅地域のケースであれば地域との関わりをしっかりとり地域ネットワークを作り貢献することが良い役割を果たし地域貢献店としての存在感がでるでしょう。

全国チェーンVS個人店モデル(美容院のケース)

◆最後にこれからの魅力ある経営スタイルとして、スピーディー・スマートとコミュニケーションサロンのミックスがいいポジションを確立する事も特記しておきたい。

今回は「コミュニケーション型サロンSHOP」で提案して来ましたが〜次回は3つ目の「業態プラットフォーム型SHOP」を提案して行きます〜

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