SPCプロジェクト·経営戦略·マーケティング事業部の福田です〜超高齢化社会のビッグビジネス到来ですが100兆円超えですから凄いですよね〜日本の市場規模の50%はシルバー産業と言いますから事業のファクターには必須です。さて前回は医食住·金融·サービスetc…で綴って来ましたが今回は住の視点からを考察してみたいと思います。 

長寿社会のまちづくり

まちづくりの主要な領域
・住宅
・移動手段
・情報システム
・就労・社会参加・生きがい
・生涯学習
・人の繋がり
・虚弱予防
・包括的医療・介護システム

シニア向け住宅の分類

シニア向け住宅の分類

介護付き有料老人ホーム

ホームに常駐するスタッフがチームで包括的に介護サービスを提供するため、要介護度が高くなった場合も対応できることが特長です。
「元気なうちに利用する居住スペース」と「介護が必要な人向けのスペース」が分けられていることが多いのですが、介護が必要になった場合は基本的に同じ施設内での移動ですむので、臨機応変な対応が可能です。

<こんな方におすすめ>
・途中で施設を移るのは面倒
・いざという時に手厚い介護サービスがある方が安心する
・子どもなどに自宅を残す必要がなく、自宅を売却して入居一時金にあてられる

住宅型有料老人ホーム

住宅型老人ホームでは、介護サービスが必要になった場合に外部業者と契約します。このため、自立から比較的要介護度の低い人を対象とした施設と位置付けられています。こちらは、利用権方式(入居者本人の契約であり、入居者が死亡した場合利用権利は終了)となります。

<こんな方におすすめ>
・ある程度元気なうちから便利で見守りのある安心な暮らしがしたい
・要介護度が上がり、場合によっては施設を移ることになっても差し支えない

サービス付き高齢者向け住宅

有料老人ホームが利用権方式であるのに対し、サービス付高齢者向け住宅は高齢者向けのサービスがついた賃貸住宅である点が大きな相違点です。安否確認や生活相談等のサービスがつき、食事を提供するところもあります。介護サービスは外部業者を利用しますが、訪問介護事業所やデイサービスなどが併設されているところが多くなっています。

<こんな方におすすめ>
・初期費用を安く抑えたい
・要介護度が上がり、場合によっては施設を移ることになっても差し支えない

シニア向け分譲マンション

シニア向けの娯楽施設等を備え、コンシェルジュや食事提供等のサービスを受けられる分譲マンションです。介護サービスは外部業者を利用しますが、訪問介護事業所が併設され、日中看護師が常駐している物件もあります。

<こんな方におすすめ>
・相続や売却、賃貸等を視野に資産価値を重視したい
・戸建て住宅を売却して分譲マンションに移りたい

ルームシェア

施設ではなく家でと考える方も多いと思います。シニア世代が支え合いながら生活を共にする「ルームシェア」「シェアハウス」という選択肢に注目が集まっている。それぞれができる範囲で家事を分担、自然と入居者同士が会話を交わし、交流が生まれることで認知症対策にもつながると、利用者や家族に好評だという。

シニアの住についてまとめ

今回は”住”をテーマに取り上げてまいりましたが住宅はそれぞれのシニアタイプ(タイプ別分類ブログ掲載済)に合わせた状況があり人生観や価値観が違いそして嗜好もまちまちです。TPOに合わせたリフォームなり、リノベーションが存在しますし建替えや買い替えに多世帯住宅等、多様化・多チャンネル化・多層化しています。今回は考察を通して感じることは個人の”住”のみならず街との関係性とインフラ整備や必要機関との連携など地域ぐるみの取り組み、環境整備がテーマとなって来る!!これは国家、地方自自体、各専門、民間企業、地域自治会…あげての一大プロジェクトであることを実感する。次回は金融·サービス·ニュービジネスを検証したいと思います〜ご講読有難うございました〜では又、次回をお楽しみに(. ❛ ᴗ ❛.) 

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