Googleが登場する以前は、インターネットの世界はウインドウズを発売して来たマイクロソフトの牙城でした。

マイクロソフトは、最近になるまで、ウインドウズと言うソフトウェアを販売して来ました。

ところが、Googleが現れてからと言うものの、あっと言う間にマイクロソフトは株価でGoogleに追い抜かれてしまいました。

Googleはいったいどのようなマーケティング戦略を使ったのでしょうか。

この記事は、インターネットマーケティングについて、入門者向けに書いています。

これからインターネットでモノやサービスを販売したい方が、どのようにインターネットマーケティングを使って販売すれば良いのかに役立つ内容となっています。

とくにGoogleのサービスは、経営体制一元管理化やネット販売に欠かせないサービスです。

Googleがどのようなマーケティング戦略を使ったのか考えてみたいと思います。

Googleのマーケティング戦略:需要を満たすサービスを提供した

Googleが発展したのは、パソコンを使う人が何を必要としているかを探り当てたからです。

当初マイクロソフトがソフトウェアの販売に力を入れていたときに、Googleは1996年ごろから検索エンジンを開発し、その後は広告サービスを開始、2004年にGメールを始めました。

2006年にYouTube社を買収し、買収を繰り返しながら、現在あるサービスを拡充しています。

インターネットマーケティングについての記事なので、買収のことはここでは触れません。

Googleの現在のサービスは下記の図の通りです。

出典:https://about.google/intl/ALL_jp/products/

ここにあるだけで72個あります。

主なものは以下の通りです。

・Chrome
・Earth
・Gmail
・アシスタント
・Pixel
・YouTube
・カレンダー
・ドライブ
・ニュース
・フォト
・マップ
・検索
・翻訳

一度は使われたことがあるかもしれませんね。

その他にもビジネス向けで、アドセンスなど27のサービスがあります。

出典:https://about.google/intl/ALL_jp/products/

今ではなくてはならないものですが、当初は無かったことから如何にGoogleが需要をリサーチして来たかが分かります。

しかし、なぜここまでサービスが広がりを見せたのでしょうか。

Googleのマーケティング戦略:フリー戦略を活用した

クリス・アンダーソンが『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』
クリス・アンダーソン『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』

2009年にクリス・アンダーソンが『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』と言うマーケティング戦略を発表しました。

これが、商品やサービスを無料で提供するモデルの始まりとなりました。

Googleは、これより早くこのマーケティング戦略を提供していたことになります。

考えるまでもなく、先ほどの72個のサービスは全て無料です。

通常ならお金を取られてもおかしくないサービスの量ですね。

しかし、これほどの無料のマーケティング戦略を実行するだけのお金はどこから来るのでしょうか。

Googleのマーケティング戦略:損して得取れ

それは、Googleには有料のマーケティング戦略があるからです。

・Google Play

Google Playはゲームです。

ゲームは課金システムがあります。

・Googleストレージ

ストレージは、写真や文章などを保管する場所を無料で提供しておいて、一定の容量を越えると課金するのがストレージの仕組みです。

・Google Workspace

ビジネス向けで、Googleのサービスが、サブスクリプションモデル(月額課金制)で使えます。

料金によって、使えるサービスの種類と量が変わります。

・Google広告

検索したときに表示される広告です。

以上が主なものです。

無料で使える量が決まっていて、それを越えると有料になる、まさにフリー戦略ですね。

つまり、「損して得取れ」のマーケティング戦略です。

Googleのマーケティング戦略を自分のビジネスに生かす2通りの方法

フリー戦略が出て来るまでは、割引きサービスが主流でした。

化粧品は以前から試供品を提供していますが、あれもフリー戦略ですね。

Googleのマーケティング戦略を分けて考えると、自分のビジネスに生かすことができます。

1)あるサービスを完全無料にする。他のサービスは有料。

例えば、

・Googleの無料サービス、Googleの有料サービス

・コース料理は有料、ドリンク飲み放題

・裾直し無料、服は有料

2)あるサービスの一部を無料にする。

例えば、

・Googleのストレージサービス

・電子書籍の立ち読みサービス

・駐車料金30分まで無料

以上、Googleのマーケティング戦略を自分のビジネスに生かす方法をお伝えしました。

Googleのマーケティング戦略を自分のビジネスに生かす2通りの方法のまとめ

Googleのマーケティング戦略は2通り。

有料と無料の戦略。

無料はフリー戦略と呼ばれている。

つまり、損して得取れの戦略。

Googleのマーケティング戦略を生かすとすると、その方法は2つある。

1)あるサービスを完全無料にする。他のサービスは有料。

2)あるサービスの一部を無料にする。

Googleのサービスは、あらゆる仕事に欠かせません。

無料なので使わない手はないです。

インターネットマーケティングでも、フォームを使ってアンケートを取ったり、マップで自分の店をプロットしたりして宣伝できます。

インターネットマーケティングでは、Googleのサービスを土台として、そこからさらにSNSを使って情報を拡散します。

また、SPCプロジェクトでは、Googleのサービスを最大限生かして経営体制一元管理化を構築し、仕事の効率を最大限に高めています。

→ 経営体制一元管理化導入

→ 経営一元管理クイックチェック

今回は、Googleのサービスを分析して、自分のビジネスに活用する方法をご紹介しました。

ぜひ、この考え方をヒントにして自分のビジネスに活用してください。

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