経営戦略では、市場に参入するときや顧客の動向を知るためにアンケート集計を実施します。
アンケートは、インタビュー形式、街頭アンケート、郵送によるアンケートなど、マーケティングの重要なステップとして昔から取り入れられていて、現代でもなくてはならないリサーチ方法です。
インターネットで個人や中小企業が実施できるアンケート集計方法を、SPCプロジェクト・インターネットマーケティング事業部のキタが解説します。
無料インターネットアンケート集計の3つの方法
ここではできるだけ資金をかけずにアンケート集計を実施するために、無料の方法のみを紹介します。
インターネットを使ってアンケート集計を行なう方法は、無料フォーム、独自サイト、アプリによる方法です。
1.無料フォームでアンケート集計する
ウェブサイトでアンケート集計する方法です。
現在は、アンケートフォームを作成する無料サイトがいくつか存在するので利用してみてはいかがでしょうか。
アンケートはあらかじめひな形が用意されているので、アンケートフォーム作成の手間を大幅に減らすことができます。
データ送信、回収も簡単です。
ただ、無料のものは回収した回答を分析する項目が限られているので、分析を詳しく行いたい場合は、有料サービスに加入する必要があります。
Googleフォーム
無料で有名なのは、なんと言ってもGoogleフォームです。
GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントに連携しており、フォームの共有も可能です。
画像を載せたり、Googleの強みとしてYouTubeも連携できます。
もちろん、ブログやウェブサイトに埋め込むことも可能です。
シンプル過ぎるほどのデザインと、高度な設定はできないですが、基本的なアンケートならGoogleフォームで十分対応できます。
LINE公式アカウント
LINEのビジネス用のアカウントである「LINE公式アカウント」になりますが、こちらでもアンケートフォームの作成ができます。
公開範囲も設定できるし、画像插入、クーポンやサンクスページも設定できます。
ただし、認証アカウントであることと、誰がどんな回答をしたかを知ることはできません。
広く普及しているLINEの強みを生かしてアンケート集計を手軽に実施することができます。
その他の無料アンケート作成サービス
無料なので有料版に比べると機能に制限はあります。
簡単なアンケートならこちらで対応できます。
主なサービスを紹介します。
2.独自サイトでアンケート集計する
独自サイトでアンケート集計を行なう場合は、ワードプレスがオススメです。
ワードプレスは無料でブログやウェブサイトを作成できるサービスです。
ワードプレスの拡張機能として「プラグイン」があります。
プラグインは、スマホのアプリのようなものです。
プラグインは非常に充実していて、アンケート集計のプラグインも数多くあります。
その中でダウンロード数の多いもの3つが以下です。
( )内は、ダウンロード数。
Contact Form 7 (1,944)
YOP Poll (436)
WP-Polls (131)
ContactForm7は、お問い合わせページによく使われますが、アンケートも作成できます。
YOP PollとWP-Pollsは、英語なので日本語に対応するのは、出来なくはないですが難しいです。
3.アプリでアンケート集計する
スマホやタブレットでアンケートを集計したい場合、手軽にアンケートが作成できる無料アプリです。
・ANDRe
・質問調査
・respon – レスポン
・SurveyMonkey
・サイン・イン
ANDReは、ダウンロード数も多く、フォームもスッキリしていて見やすいです。
質問調査は、登録不要で使うことができます。
アンケート集計をインターネットで無料で行なう3つの方法のまとめ
アンケート集計フォーム、プラグイン、アプリのまとめです。
・無料フォーム ー Googleフォーム、LINE公式アカウント、Questant、Freeasy、SurveyMonkey
・ワードプレス ー Contact Form 7、YOP Poll、WP-Polls
・スマホ、タブレット ー ANDRe、質問調査、respon、SurveyMonkey、サイン・イン
スマホメインなのか、PCメインなのかによって使用する形態は異なるので、目的にあったものを選びましょう。
顧客以外に広く一般にアンケートを取る場合は、SNSを使って拡散させることが必須となります。
また、アンケートは、商品開発、店舗設計、職場改善、レビューなどに活用できます。
そこは、マーケティングの分野となるので、こちらのページをご覧ください。
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