地域商法での具体的実践例を挙げながらご紹介しています5Sでご紹介しています~今回は残り2つの経営スタイルを解析紹介してまいります。 

地域限定市場での勝利の法則

前回よりローカルマーケティング(地域商法)地域限定市場での勝利の法則を綴っております。以前より実践しています事例も挙げながら解析を通して前回に続きお話してまいります。

5Sとは①信仰深耕③親交④侵攻⑤新興 の5つの(シンコウ)Sで解析して紹介しております。
前回は①信仰 ②深耕③親交について紹介しましたが今回は、④侵攻⑤新興について・・・

侵攻

④侵攻ですが字の通り侵攻させる開拓型のスタイルで起死回生を起こす必要が高い状況で効果を発揮します。今回の場合は農具の製造及び卸を主にしてます事業所ですが先ずはこの業界状況をみれば

☆零細農業と大規模農業の2極化、零細農業は兼業農家が増えている。高齢化後継者不足は顕著に零細農家に出ていて休耕地や放棄地が社会現象となっている。

☆機械化が進み従来の手作業農具は需要が減りその上、ホームセンターが地方へ進出攻勢で行き場が無い四面楚歌状況である。

☆経営の承継課題と経営近代化への遅れもあり、そしてまた分業体制の閉店廃業も続き製品化が厳しくなっている。

中々大変厳しい業界で侵攻➡創造マーケティングで新理念、新市場、新チャネル、新製品などなどでチャレンジしている事業所を紹介します…
★事業承継を済ませ新経営理念策定→それは❛市場価値創造の先駆者たれ ❜である。今までの農具である製造卸から6次産業へ脱皮すべくインターネット販売やワークショップ開催、卸業からダイレクトセールスへ侵攻させている。

★この事業所の強味はカスタマイズ力である事から農業市場のみならず新市場であるアウトドアやエクステリア、インテリアと鉄製品を新たな市場と商品開発によりアイアンをキーワードにした企業再構築戦略を実装中である。

★工場の利活用とアイアンカフェへ向けての製造卸業から接客サービス業への転身。エンドユーザーとの接触により新たなニーズ把握や視点が生まれ市場トレンドと開発がユーザー目線で実践出来る。

課題は満載ではあるが今のままでは起死回生は起こらない…実装中の実例である。この秋に125周年祭が開催され大きな節目の転機でもある。

新興

さて今回の最後にあたり⑤新興を紹介します〜地方創生や、地域活性が叫ばれていますが県外参入組で経営の多角化一貫として地方にイチゴ農園を始めた事例です。大手企業のパッケージ制作会社で地方の起爆剤になることを期待しているところです。

★農作物の地方ブランド化が進んでいるなかスマート農業(農業の機械化、自動化)に、取り組み更に商品加工や開発、その先には観光農園の6次産業化も目指している。

★地域、地方のポテンシャルである温泉を利用して温泉イチゴとしてブランディングに成功し地元小売業者や菓子店などにも卸販売を行っています。

★地方の課題で就労機会の創出がありますが新たな機会となり過疎地域対策にも貢献しています。

地方ポテンシャルの利活用では鳥取砂丘のロケーションを活かしリモート時代にリモートワーク施設を開設しワーケーションを実現したケースがあります〜施設名もサンドボックスです…砂丘の側でスマートなセンスに近代化装置、カフェレストランもあり、県外と地元の交流拠点を目指しているそうです。もともとはドローンを事業としている会社です。

【新興】の経営スタイルで紹介して来ましたが新規参入や県外からの移住など外から目線と地方のポテンシャルを掘り起こし地方創生の起爆剤になることは歴史が証明していますし新たな大いなる地方創生に活躍を期待するところです~ 

ローカルマーケティング(地域商法)5Sのまとめ

今回、ローカルマーケティング(地域商法)で5S①信仰 ②深耕③親交④侵攻⑤新興と表現し経営スタイルを実例として紹介してまいりました…是非とも参考にして下さいませ…又、問合せなど御座いましたらSPCプロジェクトのホームページよりお寄せ下さい。最後までご購読頂き有難う御座いました🙏

関連記事

→ 地域商法=【ローカルマーケティング5S】経営スタイルのタイプ別

→ ローカルマーケティング(地域密着型経営)芽ぶき時代到来!!