楽天市場かYahoo!ショッピングか、どちらも似たようなサイトなので、どっちに出店しようかと判断できない方も多いのではないでしょうか。amazonは外国のアメリカの企業なので、楽天市場、Yahoo!ショッピングと比較すると、特徴があります。
今回は、ネット販売を考えている方で、どこに出店すれば良いのか迷っている方に、販売サイトを比較して判断できるようにお伝えします。
これから販路拡大を目指している方から、そもそもどこで売れば良いのか分からないと言った質問を受けることもあります。
3社を比較して、どこがどう違うのかを回答してみたいと思います。
amazon・楽天市場・ヤフーショッピングに出店するときに知っておくべき8つの比較ポイント
出店するときに一番気になるのは、出て行くお金、費用、です。つまり、
1.初期費用
2.月額料金(固定費)
3.売上げに対する料金
4.ポイント負担分
5.配送手数料
6.決済手数料
となります。その他にも、
7.登録商品数
8.審査
以上が比較するポイントです。
1.amazon・楽天市場・Yahoo!初期費用比較
初期費用は、契約時に支払うお金です。
楽天市場は、60,000円、amazon、Yahoo!ショッピングは無料です。比較すると楽天市場のみが有料となっています。
2.amazon・楽天市場・Yahoo!月額料金比較
月々決まって支払うお金です。いわば固定費です。企業によって出店料の呼び名が違います。
楽天市場は、出店料、amazonは月額登録料、Yahoo!ショッピングは、月額システム利用料と言います。
楽天市場は「がんばれ!プラン」で、月あたり19,500円、スタンダードプランが50,000円/月、メガショッププランが100,000円です。
楽天市場のメガショッププランは、高額なかわりに登録商品数が無制限、画像容量も無制限です。
amazonは、小口出品と大口出品があります。小口出品は、出品数が少ない方向け、大口出品は出品数が多い方向けです。
小口出品は、月額登録はありません。大口出品は、月額5,390円です。
Yahoo!ショッピングの月額システム利用料はなんと無料です。
3社を比較した場合、Yahoo!ショッピングが最安、無料です。
3.amazon・楽天市場・Yahoo!売上げに対する料金比較
これも企業によって呼び名が違います。
楽天市場は、システム利用料です。Yahoo!ショッピングは、売上げロイヤリティ、amazonは、小口出品が基本成約料、大口出品が販売手数料です。
楽天市場は、がんばれ!プランが、月間売上げの3.5~7.0%、スタンダードプランとメガショッププランが、2.0~4.5%です。
Yahoo!ショッピングは、売上ロイヤリティは無料です。
amazonは、小口出品が、1商品が売れるごとに基本成約料100円がかかります。大口出品は、カテゴリーごとの販売手数料が8~15%かかります。(amazonデバイス用アクセサリ除く)
詳しくは、amazonのページをご覧ください → カテゴリーと手数料表
4.amazon・楽天市場・Yahoo!ポイント負担金比較
ポイント負担金は、Yahoo!ショッピングは4つあるのでややこしいです。PayPayとTポイントの負担分が「ストアポイント原資負担分」で1~15%、キャンペーン原資負担分が1.5%です。
さらにYahoo!ショッピングでは、アフィリエイト経由で購入された場合も、1~15%の費用がかかります。
アフィリエイトがバリューコマース社から経由した場合は、30%かかります。
※アフィリエイト - Yahoo!以外のサイトの運営者が商品ページを作り、そのページの商品リンクから消費者が購入した場合、サイト運営者に報酬を支払う仕組み。バリューコマース社とは、アフィリエイト広告を運営する会社です。
楽天市場は、購入代金の1%です。
amazonは、0~50%で任意に設定できます。
5.amazon・楽天市場・Yahoo!配送手数料比較
楽天市場とYahoo!ショッピングは、自社が配送するので配送料は自己負担です。
amazonはFBAと言って、大口出品の場合は、amazonが発送を代行してくれます。流通センターが日本各地にあり、そこから購入者への送料が販売時に引かれます。
さらに、自分が流通センターに商品を送る送料は自己負担になります。
小口出品は、自分の倉庫から発送するので自己負担です。
比較してみると、楽天市場とYahoo!ショッピングは、発送を自社で行なわなくてはならないので、送料もかかるし、倉庫も持たなくてはいけません。
その点、amazonは、流通センターで商品を保管してくれて発送もしてくれるので楽です。
発送にかかる作業代は、販売手数料として引かれます。
ただ、売れずに長い間商品が流通センターにあると、保管手数料がかかります。1品あたりおよそ月額数百円です。
さらに、amazonでは、返品などで流通センターから商品が返送されるときに返金手数料がかかります。1品あたり数百円です。
6.amazon・楽天市場・Yahoo!商品登録数比較
楽天市場はプランによります。
がんばれ!プラン ~5,000点
スタンダードプラン ~20,000点
メガショッププラン 無制限
Yahoo!ショッピングは、20万点までです。
amazonは、10万点を越えると大量出品になり手数料がかかります。
7.amazon・楽天市場・Yahoo!決済手数料比較
Yahoo!ショッピング、楽天市場では、決済を購入者が各種のサービスで行なう場合は、手数料がかかります。
楽天市場は、かなり細かく規定されているので、楽天市場のページをご覧ください。
amazonは、決済手数料は明記されていないのでありません。
8.amazon・楽天市場・Yahoo!審査比較
Yahoo!ショッピングは、書類審査があり、審査開始から約2~10日営業日で結果が届きます。
楽天市場も書類審査があり、結果通知は目安として2週間から1ヶ月かかります。
2社と比較してamazonはシンプルです。本人確認の書類と、180日以内の通帳やクレジットカードの明細などの2点のみです。結果通知は、約2営業日です。
amazon・楽天市場・ヤフーショッピング比較、どっちに出店する?のまとめ
1.初期費用
・楽天市場 ー60,000円
・amazon、Yahoo!ショッピング ー 無料
2.月額料金(固定費)
・楽天市場 ー「がんばれ!プラン」19,500円/月、「スタンダードプラン」50,000円/月、「メガショッププラン」100,000円/月
・amazon ー 小口出品は無料。大口出品は月額5,390円。
・Yahoo!ショッピング ー 無料
3.売上げに対する料金
・楽天市場 ー 「がんばれ!プラン」月間売上げの3.5~7.0%、「スタンダードプラン」「メガショッププラン」2.0~4.5%
・Yahoo!ショッピング ー 無料
・amazon ー 小口出品、1商品ごとに基本成約料100円。大口出品、カテゴリーごとの販売手数料が8~15%(amazonデバイス用アクセサリ除く)
4.ポイント負担分
・Yahoo!ショッピング ー 「ストアポイント原資負担分」1~15%、キャンペーン原資負担分1.5%。アフィリエイト負担金 ー 1~15%(バリューコマース社経由は30%
・楽天市場 購入代金の1%
・amazon ー 0~50%
5.配送手数料
・楽天市場/Yahoo!ショッピング ー 自己負担
・amazon ー 小口出品は、自己負担。大口出品は販売手数料に含む。その他、FBA保管手数料、返金手数料がある。
6.決済手数料
・ 楽天市場 ー 楽天市場のページ
・Yahoo!ショッピング
・amazon ー なし
7.登録商品数
・楽天市場 ー 「がんばれ!プラン」~5,000、「スタンダードプラン」~20,000、「メガショッププラン」無制限
・Yahoo!ショッピング ー 20万商品まで
・amazon ー 10万点を越えると手数料
8.審査
楽天市場 ー書類審査、2週間から1ヶ月
Yahoo!ショッピング ー 書類審査、約2~10日
amazon ー 本人確認の書類と、180日以内の通帳やクレジットカードの明細など。約2営業日。
以上、かなり細かい比較ポイントがありますので、よく検討する必要があります。
楽天市場は、初期費用と月額料金で負担が大きいので、初めて出店する場合は、Yahoo!ショッピングかamazonをおすすめします。
Yahoo!ショッピングは、自分のお店を持って商品を売るので、商品ページ作成や発送も自分で行なうことになります。
また、初期費用や月額料金は無料ですが、ポイント負担で費用がかかります。
amazonは、一つの商品に対していくつかの店舗が出品するので価格競争がおきます。しかし、発送の手間がないので仕入れと価格管理さえしておけば勝手に売れて行きます。
発送と商品ページ作成の手間を考えると、Yahoo!ショッピングかamazonのどっちに最初に出品するかは、amazonと言えるでしょう。
amazonである程度売れてからYahoo!ショッピングにも出店するのが良いです。
ただ、オーダーメイド品の場合は、最初からYahoo!ショッピングが向いています。
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