経営体制一元管理化はまず環境整備から

本日は経営体制一元管理化(ソフトウェア)の導入準備としてハードウェア(パソコンなど)を整える話です。意外と最適なスペックでのパソコン環境かどうかは疎かになっているので、ほとんどの方にとって役立つ情報だと思います。

チェックリスト全体はこちら

上記クイックチェックリストは、パソコンや、通信環境などのハードウェア類が整っているという前提でのチェックリストのため、もしハードウェアが整っていない場合は、一番先に整えていきましょう。

業務で使用しているパソコンは最適なスペックでしょうか?

CAD、illustrator、Photoshop、動画編集等クリエイター系の仕事をされている場合は仕事柄充分に整っていると思いますので、ここは読み飛ばしてください。

私の経験上、主に事務作業しかしないという場合にスペックの数字の意味を把握していなかったり、必要十分なスペックがどれくらいなのかが分からないという声をよく聞きます。

スペック不足なパソコンは人件費の無駄を生む

メインの仕事ではないのですが、クライアント様のお困りごととして、パソコンが遅くて困っているという相談がよくあります。スペックを見て、全般的に古くて性能が低い場合は買い替えをおすすめすることが多いです。スペック不足なパソコンを我慢しながら、使い続けるのが最も無駄な人件費の使い方です。仕事が遅くなるだけでなく、ストレスも溜まります。パソコンは安価ですが人件費はかかり続けるので、経費比較をすると比べるまでもなく、答えは出ます。

そこで何を買えばよいのかという相談になります。用途を聞いて、オーバースペックにならないように無駄のないスペックで提案または、代理購入&セットアップすることが多いです。個人用途なら一台なので、どれを選んでも良いですが、会社のパソコンは社員数に応じて必要なため何台も購入する場合、無駄なスペックにならないためのコストパフォーマンスを意識した最適な判断が求められます。

または部分的に良いパーツが使われている場合は、用途に対してバランスの悪い構成になっているため、必要なパーツだけスペックが適正なものに交換します。市販パソコンで重たい、遅いという原因の8割はSSDに換装して、RAM容量を上げることで解決します。

事務仕事で最低限必要なスペック一覧

あくまでも金額的に無駄のない最低限スペックの紹介です。WEB検索、メール送受信、印刷、office系ソフトを使うという想定で、それ以上の負荷がかかるようなクリエイター的な仕事をしない場合です。中小企業にあるパソコン台数の8割はここに当てはまるのではないかと思っています。

  1. SSD 250GB以上 もしHDDを使っているならこれをSSDにするだけで体感速度が2倍上がると思います。
  2. RAM 8GBは最低限必要 4GBとかで無理して使っている方がいますが、Windows10以降では動かないレベルです。
  3. CPU 事務仕事であればceleronのデュアルコア以上ならOK
  4. グラフィックボード 事務仕事には不要 最も高価なパーツです。
  5. ディスプレイ 27inch フルHD ips方式 がおすすめ。2万円弱で購入できます。大きめの画面での仕事は費用対効果高いです。

以上が最低限のスペックです。上記のスペックで組み立てると驚くほど安価なパソコンですが、事務仕事に必要とされる性能のツボを押さえているので快適です。この事務仕事用途とは反対にクリエイター業務で必要なスペックはこれより遥かに高い基準が必要なため、高価なパソコンになります。