前回のブログでは、円安についてお伝えしました。
産業立国の日本にとって、円安は致命的なダメージを与えかねません。
しかし、反対に地方に眠る伝統産業などのポテンシャルを生かして、地方は円安の今こそ海外に目を向けるチャンスだともお伝えしました。
海外から見れば日本の物価は安いので、強いドルなどを持った外国人の購買力が期待できます。
屋外イベントも徐々に解禁されて、コロナも収束しそうな気配ですし、海外からの入国者も今後は少しずつ 解禁されて行くでしょう。
そうなると、ポストコロナで海外から一気に安い日本を目指して観光客やビジネスマンがやって来ることが考えられます。
願わくばコロナ以前の賑わいに戻って来てほしいところです。
ポストコロナのような激動の時代にあって、経営者は何を考えないといけないのでしょうか。
それでは、ポストコロナの経営戦略に必要なものとは何かをお伝えします。
ポストコロナの経営戦略に必要なのものは時代を読む力
ポストコロナで気をつけないといけないのは、リスクとチャンスを予見することです。
リスクとは円安とインフレです。
インフレで原料や材料の仕入れ値が上がったときに、仕入れる物を変えるのか、仕入先を変えるのか。
どこまでインフレに耐えることができるのか。
耐えきれなくなったときにどうするのか。
補助金は使えるのか。
どんな補助金があるのか。
考えることは沢山あります。
円安は先に述べたとおり、リスクでもありチャンスでもあります。
来るべきチャンスをいかに予想してつかむのか、経営者は今から網を張って待ち構えておかなければなりません。
ピンチをチャンスに変える経営戦略が必要です。
ポストコロナの経営戦略に必要なのものは計画的経営
個人経営に限らず、中小企業でも日々の業務に忙殺されて、なかなか中長期的な目線で事業を考えられていないのが現状です。
ましてや、今までとは違った時代の流れになっているポストコロナの現在、発想を変えなければ生き残るのは難しくなります。
いかに時代を読んで計画的な経営戦略を立てるかに迫られています。
恐らくインフレは来年、再来年と続くと思われるので、そうなったときにどうするのか。
今の事業が存続できるのか、それとも新しい事業に乗り出すのか。
現在は、それくらいの決断に迫られる変革期にあります。
事業のA案、B案を考えておくべきです。
コロナは始まったころに、何もしない経営者は緊急事態宣言で休業せざるを得なくなりました。
廃業に追い込まれた店も沢山あります。
しかし、ポストコロナを見越した経営者は、テイクアウトやキッチンカー、リモートの接客、ネット通販などにいち早く切り替えました。
その差は今となっては明らかです。
ポストコロナの経営戦略に必要なものとは?のまとめ
1.時代を読む力を身につける
2.先を見越した計画的経営
個人経営や中小企業の弱点は、中長期的な経営戦略を立てていないことです。
日頃から世界や日本の政治経済に目を向けて、情報収集しておかないと道を誤ることになります。
時代のうねりが大きければ大きいほど、小さな船に乗った経営者は翻弄されてしまいます。
荒波が来ると分かっているなら避難するのか、それとも出航をやめて空路、陸路で行くのか、もしくは最新の設備で挑むのか、ポストコロナに向けて今こそ立ち止まって考える時です。
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